日本産業カウンセリング学会第14回大会のご案内

ご挨拶

「自立を支える産業カウンセリング」の前進を目指して

 政治や経済の基盤が世界的な規模でゆらぎ始め、私たちの労働環境も複雑になり、仕事や人間関係から生じるストレスや雇用不安からメンタル不調を訴える人が急増しています。そうしためまぐるしい社会の変化の中で、日本産業カウンセリング学会は第14回大会を迎えることになりました。

 大会テーマは、「自立を支える産業カウンセリング -メンタルヘルスとキャリア支援の統合を目指して-」に決定しました。本学会は人間が持つ成長や復元力の可能性を信じて、産業・組織フィールドで活躍する研究者と実践家が、メンタルとキャリアの両面からのサポートについて力を合わせて研究と実践を進めていくことを目的としています。メンタルとキャリアの専門家のコラボレーション(協働学習)は、本学会の大きな特徴で他の学会に見られないものです。

 期間は8月28日(金)~30日(日)の3日間で、場所は東京のJR中央線の市ヶ谷と飯田橋の中間にある法政大学です。28日(金)は研修会と学会員の企画によるシンポジウム。29日(土)は、大会記念講演と大会企画シンポジウム。勤労者の主体的な働き方や自立をテーマにしています。

 個人研究発表会は、28日と29日(日)の両日にわたって開かれます。どしどし応募して下さい。学会員の実践活動の発表も大いに歓迎します。30日(日)は、学会企画シンポジウムとラウンドテーブル。ラウンドテーブルは、10のテーマに分かれ、学会員が自分の関心のある部屋に行って、意見交換や体験交流をするものです。情報や考え方の相互啓発の場に積極的に参加してください。

“出席して楽しい”大会にしたいと思います。皆さんの多数のご参加をお待ちしています。

日本産業カウンセリング学会会長
第14回大会準備委員長 桐村 晋次(法政大学)

1 テーマ

「自立を支える産業カウンセリング」
~メンタルヘルスとキャリア支援の統合を目指して~

2 会期・会場

会期 2009 年
8 月28 日(金):研修会、自主シンポジウム
8 月29 日(土):大会 第一日目
8 月30 日(日):大会 第二日目
会場 大会会場 :法政大学 市ヶ谷キャンパス
〒142-8160  東京都千代田区富士見2-17-1
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3 大会スケジュール

大会スケジュール

4 主要プログラム

【 8月28日(金) 】

(1)研修会

半日コース 3時間 午前9:30~12:30 / 午後13:30~16:30
一日コース 6時間 午前9:30~午後16:30

内容

(2)自主シンポジウム

自主シンポジウムは、会員の皆様に自由に企画・討議していただくものです。
時間はおおむね2時間を予定しております。
現在企画される方が少なく、募集期間を延長させて頂きますので、希望される方は1号通信添付の用紙に必要事項をご記入いただき、FAXにて2009年6月27日までに大会事務局へご提出下さい。(準備委員会にて調整させていただく事があります)

【 8月29日(土) 】

(1)受賞者記念講演

学会賞: 東京福祉大学大学院教授 松原 達哉 氏

1.日本における産業カウンセリングの歴史
2.学会の設立当時の苦労話や設立の目的
3.協会との契約
4.産業カウンセリングの特徴と他の学校カウンセリングとの違い
5.産業カウンセリングを取り巻く社会情勢の変化
6.これからの産業カウンセリングの課題と学会への期待

(2)個人研究発表【1】

発表者は以下の条件を満たしていることが必要です。
1.大会当日において本学会正会員であること
2.会費を納入済みであること
研究発表の方法は口頭発表とします。
発表の時間は1件につき30分(発表20分・質疑応答10分)とし、研究発表者となるのは一人一回に限ります。
ただし、連名発表者になる場合はこの限りではありません。
※発表原稿の様式や締め切り等につきましては、10ページからの「個人研究発表・自主シンポジウムの論文原稿作成要領」をご覧下さい。

(3)総会

29日(土)13:10より開催します。会員の方は是非ご出席ください。

(4)大会記念講演

大山 泰弘氏(日本理化学工業株式会社 会長)
『人の幸福とは何かー知的障害者に導かれた経営者としての私の歩みー』

「日本で一番大切にしたい会社」として紹介された日本理化学工業はチョークの製造を行い、障害者雇用割合が社員の7割に及んでいます。現場では知的障害者達が活かされ、必要とされ、役に立っていることの喜びを肌で感じながら、皆イキイキと働いています。
大山氏は、人は誰でも活かされる固有の潜在能力を必ずもっていると強く信じ、知的障害者に導かれるようにこれまで会社を経営してこられました。
働くことを通して社員が仕事と自分自身に誇りをもち、社員やその家族が幸せを感じることができるような温かい触れ合いのある会社づくりを進めてこられた大山氏に「人の幸せとは何か」について、知的障害者の雇用とその会社の経営を通してお話をしていただきます。
(大山氏の大会記念講演は、講演会のみの参加を別途受けつけています)

(5)大会企画シンポジウム

内容

(6)懇親会

29日(土)18:20より開催いたします。多数のご参加をお待ちしております。
(会場:法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー25階「スカイホール」を予定)

【 8月30日(日) 】

(1)個人研究発表【2】及び個人研究発表【3】
   個人研究発表【1】の説明をご参照下さい。

(2)学会企画シンポジウム

内容

(3)ラウンドテーブル

ラウンドテーブル・ディスカッションでは、皆様が興味・関心のあるテーマの部会に ご参加いただき、直接討議、意見交換していただく場です。

<テーマ>
1.休職者の職場復帰と再適応の支援を考える
2.失業者の就業支援を考える
3.企業におけるキャリア支援とその課題について考える
4.勤労者の過重労働とメンタルヘルスについて考える
5.中小企業の人材育成とメンタルヘルスについて考える
6.女性のライフコースの選択とキャリア形成について考える
7.発達障害、境界例などの理解とその支援について考える
8.パワーハラスメントについて考える
9.新しいタイプのうつとその対応について考える
10.今、求められる社員研修とその内容について考える

◆日本産業カウンセリング学会第14回大会 参加申込要領◆

1.大会参加に関して

1.「大会参加申込書」にそって必要事項を記入してください。
2.「返信はがき」には必要事項及び返信先の住所をご記入の上、50円切手を貼付して下さい。
3.「大会参加申込書」や「返信はがき」は「返信用封筒」にて郵送してください。
4.「返信はがき」は大会(研修会を含む)への参加証明書を兼ねています。大会当日受付にて参加証明書を提示後に名札を交付しますので、忘れずに必ずご持参下さい。
5.同封の「振込用紙(ゆうちょ銀行用)」にて大会参加諸費用(参加費・研修会費・懇親会費など)をお振込みください。なお、郵便局備え付けの振込用紙をご利用の場合は必ず通信欄に金額の内訳をご記入ください。
6.7月24日(金)までに上記の手続きを行ってください。

2.個人研究発表について

1.「大会参加申込書」に必要事項をご記入の上、返信してください。

2.プログラムの作成の都合上、原稿とは別途に7月10日(金) までにお申込み下さい。 ?期限までに、別掲の発表原稿作成要領に従い論文集に掲載する原稿(コピーを含む)を提出してください。原稿は、7月17日(金)までに大会事務局へ郵送してください。 ※郵送いただいた原稿は返却できませんので、ご了承ください。

3.発表者は以下の条件を満たしていることが必要です。
1)大会当日において本学会正会員であること
2)会費を納入済みであること
研究発表の方法は口頭発表とします。
発表の時間は1件につき30分(発表20分・質疑応答10分)とし、研究発表者となるのは一人一回に限ります。ただし、連名発表者になる場合はこの限りではありません。

3.懇親会について

8月30日(土) 18:20開始 20:20頃終了予定
会場:法政大学市ヶ谷キャンパス内 ボアソナードタワー 25階「スカイホール」(予定)
※大会参加申込書の所定欄に参加の有無をご記入ください。

4.研修会の参加に関して

1.別添「研修のご案内」によりご希望のコースを第3希望までお選びいただき、大会参加申込書・返信用はがきの所定欄に必要事項をご記入の上、大会事務局宛にご郵送下さい。
2.お申し込みの順に受付とします。
ご希望のコースが申込多数の場合は事務局で第2希望・第3希望のコースへ振り替えさせていただきます
3.研修会参加の申込み期限は大会参加と同じく7月24日(金)となっておりますので、期限内に手続きを済ませてください。
4.研修会参加費につきましては下記大会に係る諸費用一覧をご覧下さい。
5.別添「研修のご案内」に研修内容などが掲載されていますので、参加をご検討される方は必ずご一読ください。

5.大会に係わる諸費用一覧

内容

6.振 込 先

郵便振替口座:00150-1-749819
加入者名:日本産業カウンセリング学会第 14 回大会
銀行振り込みの場合
銀 行 名:ゆうちょ銀行
金融機関コード:9900
店 番:019
店 名:〇十九店(ゼリイチキュウ店)
預金種目:当座
口座番号:0749819
加入者名:日本産業カウンセリング学会第 14 回大会

● 今後の予定

6月27日 自主シンポジウム申し込み締め切り
7月10日 研究発表申し込み締め切り
7月17日 研究発表原稿締め切り
7月24日 研修会参加、大会参加の申し込み締め切り
7月下旬 プログラム発送
8月上旬 大会論文集発送
8月28日 大会開催

● 大会準備事務局(大会に関するお問い合わせ先)

〒162-0822 東京都新宿区下宮比町2-28 飯田橋ハイタウン1020号室
日本産業カウンセリング学会 第14回大会事務局
TEL&FAX:03-5228-4418

※事務局が不在の場合もありますので、できるだけメールまたはFAXにてお問い合わせください

● 個人研究発表・自主シンポジウムの論文原稿作成要領

論文集掲載原稿は次の要領で作成してください。
今大会では、発表申込者に別途原稿作成要領を送付いたしません。
発表申込の方は、以下を熟読の上、原稿を作成し期日までに大会準備委員会事務局へご郵送ください。

1)原稿用紙と記入方法

・ワードプロセッサー・パソコンワープロソフトを使用し、黒色で鮮明に印刷してください。
・原稿は論文集の完全版下として、そのまま使用します。
・用紙はA4版上質紙等を使用してください。(感熱紙不可)
・文字は明朝体で揃えてください。
・1ページは24字×45行×2段を基本に、後述の(2)レイアウト図を基準に作成し、2ページ分、または4ペー分を提出してください。3ページになりますと見開きの右側が空欄のページとなりますので、原稿は必ず2ページまたは4ページでお送りください。

2)表題、本文のレイアウト

・「題目」は1・2行目に本文より大きい文字を使用して記入してください。
・「氏名」は3行目に記入してください。なお連名発表者がいる場合には、口頭発表される方の氏名の前に○印つけてください。
・「所属」は4行目にかっこでくくって記入してください。連名発表者の所属が同一であれば、ひとつだけ記入してください。所属が大学の場合、学部まで記入し大学院生は研究科名を記入してください。連名者が多数の場合は一般に通用する略称を用いても差し支えありません。
・「本文」は必ず6行目から書き始めてください。
・題目の字数・副題等の関係から上記の行数を若干変更しなければならない場合は、印刷範囲の枠をはみ出さないように本文を削るか、行間をつめて印刷してください。
・文末にキーワードを3語程度入れてください。

3)図・表・写真

・図・表・写真の合計面積が現行全体の1/3を越えないようにしてください。
・図・表は原稿に直接貼り付けるか、別紙に書いたものを貼り付けてください。
・大きい図や表を縮小して貼り付けてもかまいません。ただし縮小コピーを繰り返すと見えにくくなることがありますので、ご注意ください。
・写真掲載の場合、写真は原稿用紙に貼りつけないで、裏面に研究発表の氏名・写真番号・タイトル・大きさ(縦・横の長さ)の指定などを記入してください。

4)原稿の送付

・ 原稿は折らずに、必ず簡易書留で郵送してください。(e-mail・宅配業者のメール便などは不可)
・プログラムの編成・座長依頼等に使用しますので、原稿のコピーを必ず2部同封してください。
・1つの研究グループが同じテーマについて「一連の発表」を行うときには、発表順位を示し、代表者がとりまとめて一括発送してください。この場合封筒に「一括発送」と明記してください。

5)発表機材について

・発表に機器の使用をご希望の方は、申込用紙に所定の欄がありますので、忘れずにご記入ください。事前の申込みがない場合は事務局で準備する機材の利用ができません。(ご自身で用意された機材を使用する場合、特に申込みは必要ありません)
・プロジェクター・ビデオ・DVD・OHPなど一般的に研究発表で利用される機器につきましては大会事務局で準備いたしますが、使用できる機器の詳細につきましては別途大会事務局までお問い合わせください。
・また、当日の急なトラブルに対応できるよう発表用のデータはメモリスティックなどでバックアップをお取りいただき、当日ご持参されることをおすすめいたします
・なお、諸般の事情で機材がご希望に沿えない場合は事前にその旨ご連絡いたしますので、ご了承ください。
・当日配布の資料につきましては発表者が必要部数(50部程度)をご用意ください。大会事務局においての印刷はいたしかねます。
※小型のパソコンやMacintoshでの発表を予定されている方は、プロジェクター入力用のコネクターが合わない場合がありますので、お手数ですが専用の変換ケーブルをご持参下さい。

6)原稿提出について

2009年6月26日(金) 必着でお願い致します。
なお、お送りいただいた原稿の訂正はできません。訂正が必要な時は、大会当日に正誤表を配布していただくことになりますので、ご注意ください。

<研究発表等に係る書類提出先・問い合わせ先>

〒162-0822 東京都新宿区下宮比町2-28 飯田橋ハイタウン1020号室
日本産業カウンセリング学会事務局内 第14回大会事務局
TEL & FAX:03-5228-4418

第13会大会風景

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PDFデータ

日本産業カウンセリング学会第14回 大会案内(2号通信) >>PDF
日本産業カウンセリング学会第14回 大会案内(1号通信) >>PDF
日本産業カウンセリング学会第14回 研修会のご案内 >>PDF
日本産業カウンセリング学会第14回 大会参加申込書 >>PDF
日本産業カウンセリング学会第14回 大会返信用ハガキ >>PDF

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